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隅田川沿いで「音声AR肝試し」 エイベックスとカクヨムがコラボ

音声ARコンテンツが楽しめる隅田川の吾妻橋公園

音声ARコンテンツが楽しめる隅田川の吾妻橋公園

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 エイベックスの音声ARアプリ「SARF」がKADOKAWAのウェブ小説サイト「カクヨム」とコラボした「音声AR肝試し」のコンテンツ作品が現在、隅田川沿いの吾妻橋公園(墨田区吾妻橋1)で限定配信されている。

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 音声ARは、特定の場所(位置情報)にひもづけた音声・音楽コンテンツを現実世界で配信するための仕組み・技術。

 SARFは、音声ARを昼と夜、春夏秋冬などのシチュエーションによって流す音声を変えることができることなどが特徴。2018(平成30)年のサービス開始以来、観光ガイドや謎解き、肝試し、地域防災、イベント会場でのナビゲーションなど、全国で多様な用途で活用されている。

 吾妻橋公園で配信しているのは隅田川をテーマにした「釣れますか? 暗い流れの向こうから」。同作品はエイベックスとKADOKAWAが共同で実施した、日本各地を題材にした短編ホラーを募集する「SARF×カクヨム 短編こわ~い話コンテスト」で、339作品の応募作品の中から、地域性や音声AR技術との相性などを加味して選定された21作品の一つ。

 カクヨムとのコラボについて、担当者は「これまで手がけた、城下町や商店街を舞台にした『音声AR肝試し』は、ナイトタイムエコノミーの促進や既存のアセットを有効活用する新しいエンターテインメント施策として注目された。こうした背景から今回、小説の定番ジャンルで大人も子どもも気軽に楽しめる人気コンテンツである『ホラー』をテーマに作品を募った」と話す。

 「釣れますか? 暗い流れの向こうから」はコモリモエさんの作品。隅田川テラスで散歩を楽しんでいると、対岸の人に「釣れますか?」と声をかけられる。無視して歩き始めるが、正体不明の「その人」は隅田川を挟んだまま追いかけてくる内容で、「川と不条理」をテーマにしたホラー作品。

 担当者は「日本各地の普段何気なく歩いている隅田川を、音声ARで地域の日常を肝試しの舞台へ拡張することで、音とフィクションによる新しい没入体験を生み出している。子どもから大人まで一緒に楽しめるコンテンツ作品なので、多くの方に楽しんでいただければ」と呼びかける。

 音声を聴くにはアプリのダウンロードが必要。配信は10月31日まで。

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