たき火を囲みながら音楽や星空観望を楽しむイベント「第31回そよかぜつながるフェス 焚き火火アンビエンス2025」が1月26日、隅田公園(墨田区向島1)そよ風広場で行われた。主催は墨田区商店街連合会と墨田区観光協会。
当日は会場6カ所でたき火を行い、火を囲んで語らう「たき火ダイアログ」を行ったほか、たき火関連のブース、飲食のキッチンカーが並んだ。
広場に設けられたステージで行われた音楽ライブは13時、Katsuさんのキーボード演奏でスタート。続いて墨田区太鼓連盟の演舞と体験会が行われた。
15時からは「路地裏ノ月盗団」が演奏を披露。16時からはあがた森魚さんが「音楽ランブリング」と題し、園内を周遊しながら演奏。ランブリングには観客や出演者など約100人が参加した。園内を一週した一行がステージに戻った17時、「あがた森魚 ステージライブ」がスタート。ライブでは、ランブリングタイムに参加した路地裏ノ月盗団や演奏者も加わり、「ウインターバスストップ」やエンディングの「大寒町」まで6曲のレパートリーを熱唱した。
あがたさんは「思ったよりたくさんの人が参加してくれて、今日はこの環境でできて、ちょっと特別な感じだった。これからも四季折々でできたら」、路地裏ノ月盗団の和田龍吉さんは「あがたさんとの共演は初めて。憧れの方なので緊張したが、夢のような時間だった」と、それぞれ振り返る。ライブのトリで登場したakko(exp)さんはシンセサイザーを演奏。「たき火の炎と電子音が想像以上に合っていて幻想的だった」と話す。
日没後には星空観望会やたき火を囲んだ雑談会なども行われた。区内から参加した夫婦は「音楽ライブもたき火も両方楽しめて、お得感たっぷりのイベントだった。たき火の炎は暖かいだけではなく、見入ってしまう魅力があった。また来年もぜひ参加したい」と話す。