
墨田区立錦糸小学校(墨田区錦糸1)で5月23日、タワービュー通り商店街の村方龍太会長、タワービュー通り地域活性化実行委員会の大竹元樹さんを招いた地域特別授業が行われた。
3月に同商店街が開催した「ドリンクNo.1グランプリ」当時、イベント参加を大竹さんがタワービュー通り沿いにある同校へ打診。準備期間の問題などでイベント参加はかなわなかったものの、同校との交流を重ねていく中で、イベント実施の呼びかけと地域の課題解決を学ぶ場として授業の開講が決まった。
授業は6年生2クラス、約60人が受け、担任の上田智恵子教諭の下、商店街の現状や課題、地域と連携する取り組みについて理解を深めた。
授業ではまず、商店街加盟店が14店舗であることや、現在の商店街の様子、スカイツリーが見える立地の特徴、にぎわいづくりの課題について村方さんが説明。続いて児童たちから、「タワービュー通りの名前の由来」「商店街の過去の歴史」など具体的な質問が飛び出し、2人が丁寧に答えていった。
授業の最後には村方さんが「9月に商店街のイベントを開く計画がある。錦糸小学校の皆さんにはタワービュー通り地域の仲間として、ぜひ参加してほしい」と呼びかけ、大竹さんが「錦糸小学校の前を通行止めにして歩行者天国にし、そこに児童たちのブースを出してほしい」と9月のイベント計画を具体的に紹介した。
授業の締めくくりには、タブレット端末を使って感想や質問を書き込み、希望者が発表。「やってみたい」「面白そう」「新しいことに挑戦できる」「働くのが楽しみ」「お客さんを呼びたい」「SNSで宣伝したい」など積極的な声が次々と上がり、「何を売るか、どう売るかを考えたい」「グループで協力したい」「将来の練習になる」など、チームワークや実践経験を楽しみにする声も聞かれた。
村方さんは「子どもたちの柔らかい発想に期待している。ぜひ地域を盛り上げてほしい。今後も商店街と学校が協働で準備を進めていく」と話す。