
たもんじ交流農園(墨田区墨田5)で6月22日、親子向けイベント「じゃがいも収穫祭&ふれあい交流会」が行われた。主催は地域グループ「親子あそび元気いっぱい」。
会場のたもんじ交流農園は、「寺島・玉ノ井まちづくり協議会」が進める「まちなか農園プロジェクト」により整備された市民農園。地主である多聞寺の協力により、200坪の元駐車場を畑として活用している。地域の触れ合いや実践教育の場として、これまでもさまざまな取り組みが行われてきた。
当日は、「民謡ふれあい寺子屋」のメンバーや一般参加者など、親子合わせて約40人が集まり、夏の始まりを感じるにぎやかな一日となった。
収穫体験では、子どもたちが「これ、店で見たことある」「ジャガイモがかくれんぼしてる」などと声を上げながら、夢中で土を掘る姿が見られた。収穫したジャガイモは、その場でせいろを使って蒸し上げ、参加者が持参したマヨネーズや塩、自家製スパイスなどを添えて味わった。
区内から参加した親子は「子どもが大喜びで良かった。そのままでも甘くておいしい。調味料を持ち寄ってのジャガイモ・テイスティングのような交流も自然に生まれ、大人も楽しめた」と振り返る。
同グループを運営する皆川未来さんは「ただ収穫するだけでなく、親子や仲間と楽しく過ごすことで、自然と地域を身近に感じてもらえたら。今後も温かいつながりを育む場づくりを続けていきたい」と意気込む。