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錦糸町でプロレス大会 高速高架下の特設リングで熱戦、「気合いだ」10連発も

高速高架下の特設リンクでプロレス大会

高速高架下の特設リンクでプロレス大会

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 墨田区曳舟の私設図書館「LE PETIT PARISIEN(ル・プティ・パリジャン)」の10周年を記念したプロレスイベント「大日本プロレス 墨田区ふれ愛マッチ」が7月12日、堅川親水公園(墨田区江東橋2)で開催された。高速道路の高架下に設けられた特設リングを舞台に、全4試合が行われ、約200人の観客が詰めかけた。

錦糸町の高速高架下の特設リンクでプロレス大会

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 13時の開場直後には「ちびっこプロレス教室」が行われ、子どもたちがレスラーに技をかける体験などで会場は和やかな雰囲気に。続く「リング de 落語」では、落語家・柳家小もんさんが登場し、リング中央での一席に笑いと拍手が起こった。

 14時から試合がスタート。第1試合(オープニングマッチ/15分1本勝負)では、レイトン・バザード選手と関茂隆真選手が対戦。第2試合(シングルマッチ/20分1本勝負)では、ジェイコブ・クレイン選手とチェイニング・デッカー選手が一騎打ち。外国人選手同士のぶつかり合いとなり、重さと激しさを感じさせる場面が続いた。

 セミファイナル(タッグマッチ)には、伊東竜二選手・菊田一美選手組とバラモン兄弟(シュウ・ケイ)が登場。開始早々に場外乱闘となり、レフェリーが両軍に反則負けを宣告する波乱の展開となったが、特別レフェリーのアブドーラ小林さんが「錦糸町ルール」を発動。反則・場外OKのルールに変更され、バラモン兄弟の水噴射やボウリング球を使った奇襲技が飛び出すなど、リングはカオス状態に。最後はレフェリーをギブアップさせたバラモン兄弟が勝利を収めた。

 メインイベント(タッグマッチ)では、橋本大地選手・神谷英慶選手の王者タッグと、青木優也選手・浅倉幸志郎選手の若手コンビが対戦。橋本選手の投げ技、神谷選手の打撃に対し、青木選手のスピードと浅倉選手の粘り強さで応酬した。浅倉選手はアニマル浜口ジム出身らしく、気合いあふれるファイトを見せたが、最後は神谷選手の一撃で王者組が勝利した。

 試合後、神谷選手が「すみません、今日は子どもの面倒を見てバタバタしていたので、チャンピオンベルトを忘れてきました」と会場を和ませ、最後は浅倉選手が「すみだの皆さん、プロレスは気合いだー!」と10連発の掛け声で場内の一体感を高めた。

 会場内ではTシャツやアクリルスタンドなどの物販に加え、ドリンク販売も行われ、にぎわいを見せていた。

 主催したル・プティ・パリジャン店主の石川順一さんは「プロレスの熱量でまちが一つになれたことが本当にうれしい」と話す。

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