
東京の夏の風物詩「第48回隅田川花火大会」が7月26日、隅田川流域で開催され、主催者発表で93万人が来場した。
晴天に恵まれた当日。第1会場(桜橋下流)では9507発、第2会場では1万650発が打ち上げられ、合わせて約2万発の花火が夜空を彩った。
東京スカイツリーの展望台「天望デッキ・フロア350」は、18時から634人の予約客限定で営業。19時に第1会場で「祝! 第48回 隅田川花火大会」(1188発)が打ち上がると、展望台から見下ろす観客から歓声が上がった。続けて「ハッピーうきうきナイト」(1156発)、「火の雫をブーケに」(1376発)、「百花繚乱!大江戸華絵巻」(2100発)など、趣向を凝らした花火が次々と夜空に咲いた。
19時30分からは第2会場でも「祝 第48回 隅田川大花火」(1150発)、「言問の下町慕情」(750発)、「千紫万紅 隅田名物桜風吹!」(2050発)などが打ち上げられ、観客を魅了した。
スカイツリー4階の広場「スカイアリーナ」では、17時30分からビアガーデンが特別営業され、約200人の来場者がビール片手に花火を楽しむ姿が見られた。
押上駅周辺では、夕方から隅田川方面に向かう人でごった返した。18時~21時30分ごろまで、京葉道路~明治通りの区域を中心に広範囲で交通規制が行われ、周辺の歩道や交差点では警備員による誘導が行われた。
浴衣姿で歩く若者や家族連れの姿も多く見られ、夏の風物詩を楽しむ人々で街全体がにぎわいを見せた。
毎年恒例の花火コンクールも開催され、煙火業者が技術を競い合った。今年の優勝は新潟煙火工業の「蛍」。2位はイケブンの「碧の記憶」、3位は信州煙火工業の「春雷~春の訪れ~」が選ばれた。