
東京スカイツリータウン(墨田区押上1)1階の「ソラマチひろば」で8月1日、「墨田区民納涼民踊大会」と「東京ソラマチ 夏まつり」が始まった。
18時からのオープニングセレモニーでは、山本亨区長や墨田区観光協会の森山育子理事長らが登壇しあいさつ。台風の影響が心配された空模様だったが、開始時には天気も回復し、会場には多くの浴衣姿の来場者が集まった。
納涼民踊大会では、東京スカイツリーの足元に特設された櫓(やぐら)を囲み、来場者が盆踊りを楽しんだ。演舞の輪には子どもから大人までが自然と加わり、世代を超えて一体感のある踊りの風景が広がった。
昨年に続き、特別ゲストとして山形県鶴岡市出身の女形歌手・北岡ひろしさんが登場。代表曲「御宿・曳き舟」に合わせて民踊の演舞を披露し、会場を沸かせた。
墨田区民納涼民踊大会は、1923(大正12)年の関東大震災の被災者を慰霊する行事として始まり、横網町公園や錦糸公園での開催を経て、現在は東京スカイツリーの開業とともに「東京ソラマチ 夏まつり」との併催という形で定着。今年で通算14回目の開催となる。
同会場では納涼大会と同時に「東京ソラマチ 夏まつり」も行われる。ひろばに並ぶ屋台のほか、商店街やフードマルシェでのイベント、館内各所での「ウーパールーパーすくい」や「星空ジュースの食品サンプルづくり」など、親子で楽しめるワークショップも開催する。8月16日に隅田川で行われる「隅田川とうろう流し」の灯ろう販売ブースも設けられ、来場者が足を止めて見入る姿も見られた。
開催時間は、納涼民踊大会=18時~20時、夏まつり=10時~21時(屋台の営業時間は店舗により異なる)。参加無料。3日まで。