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「隅田川とうろう流し」今年も開催へ 平和を願う川面の光

隅田川とうろう流し

隅田川とうろう流し

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 隅田川のお盆時期の風物詩「隅田川とうろう流し」が8月16日、隅田川親水テラス区役所前うるおい広場(墨田区吾妻橋1)開催される主催は墨田区と墨田区観光協会、協力は浅草観光連盟。対岸の台東区側でも同時開催する。

隅田川とうろう流し

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 「隅田川とうろう流し」は、関東大震災や東京大空襲など、隅田川で亡くなった人々の霊を弔うために始まった行事。戦災殉難者や水難者の回向法要として行われてきたが、一時中断を経て2005(平成17)年に復活。2019年には墨田区と台東区の両岸で開催され、地域を挙げた祈りの場となった。新型コロナウイルス感染拡大により再び中止されていたが、2023年に再開した。

 当日は18時30分から式典と来賓による流し初めが行われ、18時45分から一般参加者による流灯が始まる。約3000基の灯篭が灯りをともして川面を流れ、訪れた人々の平和を願う祈りをのせる。

 灯篭の販売は、事前販売と当日販売の両方に対応。事前販売は、「コネクトすみだ[のれん]」(横網1)、「まち処」(向島1)、墨田区観光協会事務局(東向島1)で取り扱うほか、インターネット販売も行っており、第1~第3ターム(各30分間)に分けて流灯時間を指定して購入できる。当日販売は15時から会場で行う。整列時間と流灯時間が決まっており、指定時間外には流すことができない。

 墨田区観光協会の森山育子理事長は「亡くなられた方への慰霊の気持ちとともに、世界の平和を願う一夜にしてほしい」と話す。

 開催時間は、第1ターム=18時45分~19時15分、第2ターム=19時15分~19時45分、第3ターム=19時45分~20時15分。灯篭の価格は、事前販売=1,700円、当日販売=2,000円、観光協会会員価格=1,500円。荒天時は翌17日に順延。

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