
15歳~25歳を対象にしたアートコンテスト「U25 Art Contest」の作品募集の締め切りが迫っている。入賞作品は10月4日~11月3日、京島の「TACHIBANATERMINAL(旧・京島劇場)」(墨田区京島3)で展示される。主催は一般社団法人・東京都ユース・ホステル協会(墨田区亀沢2)、企画運営は若者団体「Imaginative Youth Collective(IYC)」。
ジャンルは絵画、立体、映像、音楽など自由。未発表のオリジナル作品1点を、専用フォームからデータで応募する。
IYCは山藤大地さんと根岸朱(あや)さんが立ち上げた団体で、今回の取り組みは昨年実施した「U18 Art Contest」に続くものとなる。
昨年は高校生主体での初企画だったが、出展数が集まらず「悔いの残る結果だった」と山藤さん。今年は対象年齢を広げ、再挑戦に臨む。
山藤さんは「おとなが若者を評価するのではなく、若者自身が若者のために開くコンテストに意味がある」と話す。テーマは「日常の中の『自由』」。既存の枠にとらわれない独創的な表現を歓迎しているという。
バイオリンやワイヤーアート、グラフィックデザインなど幅広い表現活動を行ってきた根岸さんは「制作と鑑賞をつなぐ存在になれたら」と話す。
同コンテストは、墨田・京島エリアを舞台にしたアートイベント「すみだ向島EXPO6」の一環。審査員には、EXPO実行委員長の後藤大輝さん、食アーティストのソウダルアさん、音楽家の小畑亮吾さん、アーティストのテンギョウ・クラさん、すみだ市民審査員も名を連ねる。
東京都ユース・ホステル協会理事で、EXPOでツアーガイドも務める和田哲郎さんは「表現の形式に制限を設けていないので、どんな作品が集まるか楽しみ。青少年の相互理解と交流促進という協会の目的にも合致している」と話す。
募集締め切りは8月9日。専用フォームで受け付けている。