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墨田・堤通で「寺島なす」の料理体験会 江戸東京野菜の多様な魅力を共有

イベントの様子

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 江戸東京野菜「寺島なす」をテーマにした体験イベント「寺島なすお料理たいけん&江戸東京野菜のお話の会」が8月3日、梅若橋コミュニティ会館(墨田区堤通2)で開かれた。主催は寺島・玉ノ井まちづくり協議会。

イベントの様子

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 「すみだを食す寺島なす!」シリーズの第2弾として実施されたもので、定員25人に対し、大人22人、子ども5人の計27人が参加し満員御礼となった。

 当日は、料理家・松嶋あおいさん指導の下、寺島なすを使った4品を調理した。メニューは「寺島なすのカレー炒め」「なす2種の焼きマリネ(食べ比べ)」「おいねのつるいもジャーマンポテト」「寺島なすジャム&ヨーグルト」。

 参加者は全員エプロン姿で包丁を握り、「切る」「焼く」「炒める」といった工程に挑戦。料理が完成すると、全員で「いただきます」のかけ声とともに試食が始まり、「簡単でこんなにおいしいとは」「コクと深みがある」などの声が聞かれた。

 調理体験に続いて、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の大竹道茂会長が講話を行い、「寺島なす」「おいねのつるいも」の歴史、江戸東京野菜全般の特徴について紹介。参加者は熱心に耳を傾けた。

 参加者には、大学教授の家族や大学生、介護職やボランティア、ITエンジニア、シンガー・ソングライター、飲食店経営者、中小企業診断士、外国人の英会話講師など、多様な分野の人々が集まり、交流の輪も広がった。

 同協議会の小川剛さんは「今回は『味わう・作る・学ぶ』の3つの要素を盛り込んだ構成で、親子連れでも楽しめる内容にした。寺島なすをきっかけに、異分野の方々がつながる場になってうれしい。墨田区の郷土料理として広まってほしい」と話す。

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