
立川三丁目町会の「盆踊り大会」が8月23日、元徳稲荷神社前(墨田区立川3)で開かれた。櫓(やぐら)を囲んで地域住民が踊り、太鼓や模擬店を楽しんだ。
同町会の特徴は、2歳から社会人まで約40人が参加する子ども太鼓。小さな子どもから若者までがリズムを響かせ、観客から大きな拍手が送られた。有志の太鼓指導者による曲打ちも披露され、会場を盛り上げた。
模擬店には、焼きそばや手羽先、焼きとうもろこし、揚げたこ焼き、冷やしタンタン麺などが並んだ。銚子産アフロキャベツとアフロコーンを使ったメニュー「アフロもんじゃ春巻き」が人気を集めていた。
開会式で新町会長の森下裕之さんは「地域のみなさんが元気に集まってくれてうれしい。思いきり楽しんでほしい」とあいさつ。同町会すみれ会会長で盆踊り隊長の伊藤典子さんは「立川の盆踊りは、みんなで太鼓を叩きながら踊れるのが特徴。今年はB’zの『Ultra Soul』を新たに加え、誰もが気軽に楽しめるようにした。食べ物やビールも味わいながら盛り上がってほしい」と呼びかけた。
終盤には、昨年好評だった「立三ヒットメドレー」や「すみだ音頭」に加え、新曲「Ultra Soul」に合わせた踊りも披露され、会場は大きな盛り上がりを見せた。
同町会青年部長の久保田健一さんは「子ども太鼓や模擬店を通じて、若い世代が地域に関わるきっかけをつくりたい。伝統を守るだけでなく、また集まりたくなる場を地域に残していきたい」と意気込む。
盆踊りは24日も行われる。開催時間は16時~20時。