
親子向けイベント「子ども祭り~1日限定! ひみつのあそび場~」が8月23日、みどりコミュニティセンター(墨田区緑3)で初開催され、約2000人が来場した。館内全体を使った遊び場が広がり、親子連れで大いににぎわった。
会場では、ハンドメードワークショップやキッズダンスステージが満員となり、屋外のキッチンカーも盛況だった。和室には乳幼児向けのスペースを設けたほか、段ボール迷路やスーパーボールすくいなども人気を集め、多くの親子連れで終日にぎわいを見せた。友達同士で再会し、仲良く遊ぶ子どもたちの姿も見られた。
館内装飾には近隣の保育園児による作品や、5月に開催された「こどもまんなかすみだ」イベントのワークショップ「ありがとうアート」の展示作品も取り入れた。感謝の言葉を記したカードを貼り合わせ、大きな魚の形に仕上げた作品で、地域の子どもたちのメッセージが彩りを添えた。
今回は段ボール迷路のゴールに「星に願いを」のコーナーを設け、参加者が将来の夢や「子ども店長になってやりたいこと」を自由に描いた。寄せられたメッセージは、11月23日に開催する「すみだファミリーフェスティバル」で掲示予定。2026年3月に錦糸公園で開かれる「子ども店長集まれ! すみだキッズ春フェス」でも、子どもたちの声をできる限り反映していくという。
企画を担当した日本わくわくキッズ実行委員会の牧野裕美子さんは「開催日が地域の祭りや区内イベントと重なる中、想定を大きく上回る大勢の人に来場いただけたことに感謝している。大きな事故もなく、子どもたちや家族の笑顔があふれる時間になり、幸せいっぱい。今回の経験を、地域ぐるみで子育てを支える場づくりにつなげていきたい」と意気込む。