
高齢者の健康増進と地域ぐるみでの介護予防活動の広がりを目的としたイベント「~あなたの行動でカラダ・ココロ変わる~フレイル予防フェス in SUMIDA」が9月13日、墨田区役所併設の「すみだリバーサイドホール」のイベントホールで開かれる。
当日は、世代を問わず楽しみながら学べる体験型のプログラムを多数用意。最新機材を活用したフレイルチェックやリハビリ専門職による健康相談、脳トレーニングなどを展開する。中国発祥の健康体操「練功」の体験や、声出し脳トレーニング教室の修了生による朗読発表も予定する。
体験ブースでは、姿勢や歩行を数値化する「SKシセイカルテ」や「WalkCare」などの動作分析、アローズアイによる動体視力トレーニング、社交ダンス体験、Eスポーツを使った脳トレなど多彩な企画を用意。認知症リスク簡易検査やスマホを使った脳の健康チェック、口腔フレイル相談、管理栄養士による食事指導や使いやすい食器展示などもあり、参加者が自分の生活習慣を見直すきっかけになる内容が並ぶ。
ステージプログラムは10時10分のラジオ体操で始まり、山本亨墨田区長のあいさつ、花体操の実演、東京都言語聴覚士会の大橋さんが「加齢性難聴」をテーマにした講演を行う。午後には、千葉大学予防医学センターの井手特任助教による「人とのつながりでフレイル予防」と題した講演や、練功、健康朗読を行う。
同区担当者は「高齢者に限らず幅広い世代が参加できるイベントにした。体験を通じて自分の健康を見直し、地域全体で介護予防を考えるきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。