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錦糸町で「すみだビジネスラボ」初回講座 生成AIで業務効率化を学ぶ

12人が参加した「第1回すみだビジネスラボ」

12人が参加した「第1回すみだビジネスラボ」

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 「すみだビジネスラボ」の初回講座、「これで人手不足を解決!明日から使えるAI活用入門」が9月23日、SIC(墨田区産業共創施設、墨田区錦糸4)で開かれた。主催はシャノワ(墨田区江東橋4)で、明治安田生命上野支社・スカイツリー前営業所が協賛する。

後半は各テーブルでグループディスカッションを行った

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 講師を務めたのは、墨田区在住のAI活用コンサルタントの和田稔さん。非IT系や初心者を対象にした生成AIの入門講座で、受講者はChatGPTやGeminiなどの最新ツールをスクリーンでの実演や自身の操作を通じて体験した。

 当日は会社員や経営者、個人事業主ら12人が参加。講座では、まず生成AIやChatGPTの基本的な使い方を解説。続いてGensparkの使い方を紹介したほか、Googleの生成AI「nano Banana」を使った画像編集や「NoteBookLM」によるYouTube動画のラジオ化の実演も行われた。撮影後の写真に後付けでドリンクを持たせる加工や、動画を要約して音声番組化する様子に、多くの参加者がスクリーンを撮影し「すごい」と声を上げた。

 和田さんのユーモアを交えた解説に時折笑いが起こり、会場は和やかな雰囲気に包まれた。後半はグループディスカッション形式で行われ、生成AIの使い方や講座の感想を共有。「個人事業者としてCEO以外の役割をAIに任せたい」「副業に役立てたい」といった前向きな声が多く聞かれた一方で、「利便性と同時にリスクも議論しなければならない」と慎重な意見もあった。

 すみだビジネスラボは、多彩な分野の専門家を招き、中小事業者が直面する課題をテーマに勉強会を展開する取り組み。今後はマーケティングや人材育成など幅広いテーマで開催を続ける。

 第2回講座は10月12日、企業研修講師でコミュニケーション戦略の「プロ」の長尾円さんが「AI時代だからこそ必要な人間力 質問で広がるコミュニケーション」を行う。

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