
「第20回北斎祭り」が10月25日、北斎通りを中心に行われる。北斎祭りは2006(平成18)年に始まった地域祭で、今年は20回目の節目を迎える。主催は「北斎通りまちづくりの会」と「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会。
北斎祭りは毎年秋に行われる亀沢地区の恒例行事。すみだ北斎美術館が立つ緑町公園(墨田区亀沢2)が江戸時代に弘前藩津軽家の上屋敷だったことから、青森県弘前市や県人会と連携し「弘前ねぷた」の運行を続けてきた。昨年は5年ぶりにねぷたが復活し、今年は2年連続の開催となる。
10月11日には大横川親水公園噴水広場で「灯(あか)りのフェスティバル」を開く。墨田みどり保育園やタムスわんぱく保育園墨田、二葉小学校、竪川中学校、レイクランド大学などが参加し、子どもたちや地域住民が描いたあんどんを並べる。震災や戦災で亡くなった先人を慰霊し、未来の安心安全を願う。
25日の本祭は午前から多彩な催しが行われる。すみだ北斎美術館・MARUGEN100(講座室)では「金魚ねぷたづくり」「着付け体験」「北斎人生すごろく」などのワークショップを行い、二葉小学校3年生による地域学習展示や墨田みどり保育園の年長児制作Tシャツ展示も行う。
緑町公園では11時から飲食販売や演舞・演奏があり、江戸太神楽や吹奏楽演奏、バレエ演舞などがステージを彩る。16時からは、「ねぷた出陣式」と「西洋流火術鉄砲隊保存会」による砲術演武が行われ、その後、「弘前ねぷた」が北斎通りを練り歩く。
翌26日はすみだ北斎美術館・MARUGEN100(講座室)で弘前ねぷた絵師・三浦呑龍さんの指導による「ねぷた絵描きワークショップ」を行う。緑町公園には移動式遊び場「からふる号」も登場し、子どもから大人まで楽しめる内容となる。
開催時間は、11日=17時30分~19時30分、25日=11時~17時30分(ねぷた運行は16時~17時30分、ワークショップは10時30分~15時)、26日=13時~16時。入場無料。