ツイッターやユーストリームなどのソーシャルメディアを活用し、企画講座やイベントを展開している「ツブヤ大学」に新しい学科として「下町学科」が誕生する。
横浜市内に拠点を置くNPO法人「ツブヤ・ユニバーシティー」が運営するツブヤ大学。ツイッター上で盛り上がりを見せた架空の「粒谷区(ツブヤク)」の活動の一環としてスタートし、その後、独立プロジェクト化した。2010年1月に初のレギュラー講座である「RaKuGo」を始めたのを皮切りに、現在はゲームソフト「ぷよぷよ」開発者の米光一成さんやVJ_TAKUMAさんが講師を務める「GaMe」講座、「東京ふつうの人新聞」とのコラボレーション「ふつう学科」、漫画を通じたコミュニケーションの場を演出する「マンガナイト」とタッグを組んだ「ManGa」講座、本をめぐる多彩なテーマを採り上げる「Book学科」などを展開している。
「下町学科」は東京スカイツリーを見上げる街の、古い長屋風家屋を改築して新しく開業したユーストリームスタジオ「下町ストリーム」(墨田区京島)を舞台に、広く下町の魅力について発信。MCは、フリーライターのやきそばかおるさんと朝井麻由美氏さん、民族芸能に造形の深い「ツブヤ大学」メンバー西嶋一泰さんの3人が務める。統括プロデューサーの望月大作さんは「スカイツリーの開業で注目を集める下町には、まだまだ面白いことが待っている予感がする。個性的なMCとゲストの方のトークで毎回さまざまな化学反応が起きることを期待している。アーカイブとして残り、サイトで何度も見られるので、楽しくて味のある内容を目指したい」と話す。
第1回は6月8日20時より、ユーストリームで配信。初回ゲストは、日本各地の博物館や水族館、植物園などのガイドとルポを掲載したオンラインマガジン「博物月報」を主宰する盛田真史さん。