
銭湯とサウナを切り口に地域の魅力を発信する「SSS(すみだ・銭湯・サウナ)プロジェクト」の第1弾イベント「すみだ銭湯・サウナフェス(正式名称:SSS 2025)」が10月11日、錦糸町楽天地ビル(墨田区江東橋4)1階正面広場で開かれる。
歴史ある銭湯や個性豊かなサウナに、ものづくりや地域カルチャーを組み合わせて新たな交流とにぎわいをつくることを目的とする同プロジェクト。
当日のステージでは、サウナ好き芸人のマグ万平さんや文筆家の岩田リョウコさんらをゲストに迎え、温浴の魅力を多角的に語るトークイベントを展開する。11時~と16時~には「子ども熱波師体験」「じゃんけん大会」を開催し、熱波の楽しさを体感できるほか、参加者にはギフトや無料入浴券のプレゼントも用意する。
13時からは「ワールドワイドなサウナトーク」、15時からは「銭湯&サウナグッズトーク」を行うほか、18時からは区内温浴施設の支配人が登壇し、墨田の温浴カルチャーの歴史とこれからを語り合う。
マーケットエリアでは、久米繊維工業や松山油脂、キップスなど区内ものづくり事業者が集まり、銭湯やサウナで役立つアイテムを販売。アトリエ創藝館や大石メリヤスなどによるアパレルや雑貨も並び、製品の背景やこだわりを直接聞くことができる。黄金湯やニューウイング、楽天地スパといった温浴施設もオリジナルグッズを出店する。
イベントに先立つ10月10日から、区内18施設を巡る「SSSスタンプラリー」や全施設を網羅した「SSS MAP 2025」の無料配布も行い、プロジェクト全体で「まちを沸かせる」仕掛けを展開する。
黄金湯店主で実行委員の新保朋子さんは「銭湯と街が一体となり、すみだ全体が盛り上がる仕組みをつくりたい」と意気込む。
開催時間は10時~19時。