
15歳から25歳までの若者によるアート作品を展示する「U25アートコンテスト展」が10月4日、TACHIBANA TERMINAL(墨田区京島3)で始まった。主催は東京都ユース・ホステル協会(TYH)。企画運営は若者団体Imaginative Youth Collective(IYC)。
入賞者の(左から)石島銀雅さん、長田悠來さん、鈴木梨恵琉(りえる)さん、小泉宣敬さん
すみだ向島EXPO2025の会期に合わせて企画された同展。テーマは「日常の中の【自由】」。全国から32作品が寄せられ、地元アーティストらによる審査を経て、11人の入賞作が選ばれた。同日夜のオープニングレセプションで入賞作品が発表され、大賞には石島銀雅さんの作品が選ばれた。
会場は、この秋リニューアルした複合施設「TACHIBANA TERMINAL」。就労継続支援B型事業所や宿泊施設などを備える地域拠点で、2階のホステルラウンジを展示会場として活用。展示構成は、京島出身で東京藝術大学大学院を経てプロデビューした画家の赤星りきさんが協力し、若手アーティストたちとともに設営を行った。
開催初日には、審査員の小川希さんとIYC共同代表の根岸朱(あや)さん、山藤大地さんによるトークセッションも開かれた。根岸さんは「大学の授業も始まって制作や準備との両立は大変だが、自分のポスターが完成し展示が形になってうれしい」と振り返る。
審査員として商店街から参加した、キラキラ橘商店街のたこ焼き店「こんこん」のゆきのさんは「アートは詳しくないけど、第一印象で惹かれた作品を選んだ」と話す。
入選者は、石島銀雅さん・甲斐百奈(もな)さん・小泉宣敬さん・鈴木梨恵琉(りえる)さん・谷水柊(しゅう)さん・角川花衣(はなえ)さん・長田悠來さん・波戸優希さん・長谷川慶さん・山岸月菜(るな)さん・雪岡陽(はる)さん。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。11月3日まで