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すみだ北斎美術館で「和文化交流ワークショップ」 北斎きっかけに広がる国際交流

、富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」を背景にポーズをとる外国人の参加者

、富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」を背景にポーズをとる外国人の参加者

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 すみだ北斎美術館(墨田区亀沢2)MARUGEN100(講座室)で10月12日、「つながる北斎×和文化交流ワークショップ」が開かれた。主催は日本わくわくキッズ実行委員会と同館。

ワークショップを楽しむ参加者

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 会場では、着付け体験や和小物作り、手裏剣体験など、幅広い世代が日本文化を体験できるブースが並んだ。特別展「北斎をめぐる美人画の系譜~名手たちとの競演~」と連動した企画で、北斎の作品を通じて来場者に和文化の魅力を伝えた。

 着付け体験では、親子で浴衣を着て記念撮影を楽しむ姿が見られた。外国人参加者も多く、北斎の代表作の冨嶽三十六景景の「神奈川沖浪裏」を背景にポーズを取るなど、笑顔があふれた。手裏剣体験では、初めて挑戦する来場者が歓声を上げ、周囲から拍手が起こる場面もあった。
 日本わくわくキッズ実行委員会の牧野裕美子さんは「こどもから大人、外国の方までノリノリで楽しんでくださったのはうれしかった。葛飾北斎の絵を描く真剣な姿に、周囲から温かい声援が送られた。和物のワークショップは少ないことから、貴重な体験ができたとお声かがいただき、心温まる時間になった」と振り返る。

 牧野さんは「次はダンスなどのパフォーマンスを交え、日本の方と外国の方がその場でコミュニケーションをとりながら、より交流できるように取り組みたい」と意気込む。

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