アートプロジェクト「すみだのうわさプロジェクト」が隅田公園(墨田区向島1)で行われている。墨田区の歴史や人々の暮らしにまつわるうわさを吹き出し型パネルで紹介している。
同プロジェクトは、2026年に開催予定の「すみだ五彩の芸術祭」に向けた関連企画。アーティストの山本耕一郎さんが手がける「まちのうわさプロジェクト」のすみだ版として、地域に伝わるうわさをリサーチし、ユーモアを交えた短い言葉にして可視化することで、まちに語りかけるようなアートを目指す。
展示に先立ち、8月7日と23日に「うわさ出しワークショップ」が開かれ、参加者たちは「安田庭園の池の水はしょっぱいらしい」「墨田区のインスタグラムのフォロワーは23区で1位らしい」など身近な話題を持ち寄り案を出し合った。
隅田公園や隣接するカフェには「2026年、墨田区で芸術祭やるらしいよ」「区長は剣道家 教士七段!」「墨田区では30ヶ所以上で同時多発盆踊りが行われるらしい!!!」「銭湯電気湯には、電気風呂はないらしい」など、思わず笑顔になるようなうわさが点在。
来場者からは「クスッと笑える」「地元愛を感じる」といった声も多く聞かれ、散策しながら楽しめるまち歩き型の展示として人気を集めている。
展示は25日まで。すみだリバーサイドホールではうわさバッチの無料配布も行っている。