地域の人が自由に情報を貼り出せる掲示板が11月9日、中之郷児童遊園(墨田区押上2)に登場した。11月15日に同園で開かれる「押上北口・駅前活用実験」に向けた施策で、園内フェンスに取り付けられた4枚の有孔ボードを使って、当日までの約1週間、地域に向けて情報発信を行う。
中之郷児童遊園に11月9日、地域の人が自由に情報を貼り出せる掲示板が登場した
実験は、押上駅北口に整備される予定の交通広場をはじめとした駅前空間の活用に関する取り組みで、墨田区拠点整備課の呼びかけで集まった有志メンバーによって企画・運営される。
今年3月にも「プレ社会実験」として中之郷児童遊園と隅田公園(向島1)そよ風ひろばの2カ所を使い、まち歩きや災害体験などのイベントを行ってきた。
今年度の本番となる15日は会場を中之郷児童遊園に統一し、4つのグループに分かれて準備を進めている。前回に引き続きクラフトビールを楽しめるマルシェや絵本の読み聞かせなどに加え、今回は墨田区の伝統野菜「寺島なす」と区の歴史を掛け合わせた展示も新たに行う。
掲示板も区民企画の一つで、「すみだ☆地域情報 かわら版」としてイベント当日まで情報発信を続ける。
企画メンバーの佐藤由哉さんは「この掲示板を通して、地域住民がキャッチできていない情報を伝えたい。今回の掲示は1週間限定になるが、この取り組みに注目してもらうことで、継続的な活動につなげていきたい」と話す。
活用実験の開催時間は10時~16時。雨天時は11月29日に延期。