見る・遊ぶ 学ぶ・知る

東武伊勢崎線「とうきょうスカイツリー駅」で連続立体交差事業の現場見学会

東武鉄道伊勢崎線「とうきょうスカイツリー駅」で連続立体交差事業の現場見学会が行われた

東武鉄道伊勢崎線「とうきょうスカイツリー駅」で連続立体交差事業の現場見学会が行われた

  • 0

  •  

 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の連続立体化交差事業に伴う工事現場見学会が11月15日、とうきょうスカイツリー駅周辺で行われた。主催は墨田区拠点整備課。

整備が進む東武伊勢崎線「とうきょうスカイツリー駅東口」を見学する一行

[広告]

 同事業は、押上二丁目から向島一丁目にかけて約0.9キロ区間を高架化し、線路による南北の分断を解消するもの。桜橋通りにあった伊勢崎線第2号踏切道は今年3月に撤去されており、現在は留置線の高架橋構築や新駅舎の整備が進む。

 見学会は、同日開催された「押上北口駅まえ活用実験」の一環。中之郷児童遊園には飲食店の出店や、墨田区の伝統野菜「寺島なす」を紹介するブースが並び、地域住民でにぎわった。見学会は周辺住民を対象に行われ、午前・午後の2回に分けて各回14人が参加した。

 参加者は東武鉄道担当者の案内で、普段立ち入ることのできない高架下の工事エリアや作業ヤードを歩き、現在の工事進捗(しんちょく)について説明を受けた。現場には、事業着手前から線路の仮線化、上り線高架化、下り線高架化を経て現在の姿にいたるまでの工事施工順序を写真で紹介し、工事が街の中でどのように進んできたかを確認する様子が見られた。

 見学会では「とうきょうスカイツリー駅」東側で整備が進む新しい駅施設も公開。ホーム階へつながる通路や東口の工事中エリアが案内され、照明設備や案内サインの取り付けが進む様子を紹介された。

 見学会終盤には質疑応答も行い、下りホームの供用開始時期について参加者から質問が寄せられ、東武鉄道担当者は「近々ご報告ができる見込み」と回答。また駅東側の南北通路に関する質問に対して、墨田区担当者は「最終完成は数年先だが、工事進捗に合わせて開通できるよう東武鉄道と調整していく」と説明した。

 このほか、地下鉄改札につながる南北地下通路の扱いについても住民から意見が上がり、墨田区担当者は「利用者の動線に配慮しながら関係者と意見交換をしていく」と応じた。

 参加者は「普段は外から見えない場所を実際に歩けて、とても貴重な体験だった。駅が完成した後の姿がイメージしやすくなったし、踏切がなくなって押上と向島の行き来が楽になった。南北の通路が通れるようになると、もっと生活が便利になりそう」と話していた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース