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フウガドールすみだ・諸江主将が現役引退表明 ホームで2-6敗戦

立川アスレティックFC戦後、現役引退を表明したフウガドールすみだの諸江剣語選手(撮影=大塚淳史)

立川アスレティックFC戦後、現役引退を表明したフウガドールすみだの諸江剣語選手(撮影=大塚淳史)

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 フットサルFリーグの「フウガドールすみだ」の諸江剣語主将が11月21日、ひがしんアリーナ(墨田区錦糸4)で行われた立川アスレティックFC戦後、今シーズン限りで現役を引退すると表明した。

立川アスレティックFC戦、フウガドールすみだのホームゲームで初めてゴール裏に観客席を設置した(撮影=大塚淳史)

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 2010(平成22)年にチームへ加入し、まだ「FUGA TOKYO」として関東リーグを戦っていた時代から支えてきた38歳のベテラン。足かけ16シーズンにわたり在籍し、フウガの歴史を知る象徴的な存在。この日の試合は2-6で敗れ、1509人の観客に勝利を届けることはできなかった。

 諸江選手は試合後、ホームのファン・サポーターに向けて「今シーズンで引退を決断した。いろいろな思いはあるが、最後まで応援よろしくお願いします。12月12日が最後のホームゲームになるので、次は絶対勝つ。僕たちの雄姿をお届けするのでよろしくお願いします」とあいさつした。

 記者会見では、引退を決断した理由について、「毎年タイミングを図っていたが、具体的に考え始めたのは最近。イメージと体が合わず葛藤しながらやっていて、それを強く感じ始めた。そういう状態で続けるのは違うのかなと思った」と説明。「ただ、引退するからといっても変わらず全力を尽くして、笑って終わりたい」と語った。

 長く活動してきたチームについては、「フウガと出合ってたくさんのチャレンジをさせてもらって成長した。地域の皆さんに応援してもらえていると感じる。以前は練習場を転々としていたが、今は自分たちのアリーナ(フウガアリーナ)がある。もっと結果を出していかないといけない」と思いを話す。

 この日は新たな試みとして、両ゴール裏に75席ずつ「ゴール裏観客席」を設置。2014(平成26)年から応援しているという亀戸在住の48歳男性は中学生の息子と観戦し、「迫力がすごい。初めてこの角度で試合を見られて新鮮」と興奮した様子。諸江選手も「普段聞こえない場所から声が聞こえた。臨場感があって良い取り組み」と評価した。

 フウガドールすみだは現在6位(12チーム中)で、上位リーグ進出圏内をキープしているものの、7位との勝ち点差は1。レギュラーラウンドは残り4試合となる。

 次のホームゲームは12月12日で、ひがしんアリーナにボアルース長野を迎える。今シーズン最後のホームゲームとなる。

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