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すみだ水族館で「ペンギン相関図」最新版公開 ピーチとおもち夫婦が話題に

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 ペンギンの個性や関係性をまとめた「すみだすペンギン相関図2026」の最新版が12月13日、すみだ水族館(墨田区押上1)で公開された。今年の相関図では、新たに夫婦となった「ピーチ」と「おもち」の関係が紹介され、来館者の注目を集めている。

すみだ水族館のマゼランペンギン

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 同相関図は、館内で暮らすマゼランペンギンの行動や関係性を、飼育スタッフが日々の観察をもとにまとめたもの。親子・兄弟関係に加え、性格や特徴的な行動、恋愛関係の変化などを一枚で表現している。2018(平成30)年から毎年更新しており、今回が8回目となる。

 今回話題となっている「ピーチ」と「おもち」は、行動の変化を重ねて今年、夫婦と判断されたペア。相関図ではカップルとして示され、2羽の関係性が分かる構成となっている。

 飼育スタッフの高嶋悠加里さんは「ペンギンのカップルや夫婦関係は、『一緒にいる時間が長い』『毛づくろいをする』『交尾をする』『卵を産む』といった複数の行動をチェックし、それらを総合してカップル、さらに関係が安定すると夫婦として判断している。一方で、1年ほどで関係が解消する元夫婦も少なくなく、ペンギンたちのコミュニティの関係性は年ごとに変化している」と話す。

 相関図の公開に合わせ、館内では同館公式Xで実施した「羽毛さんフォトコンテスト2025」の受賞作品も発表された。ペンギンのしぐさや姿を捉えた写真が展示されている。

 また、イベントの終盤には、今年生まれた「あられ」と「つづみ」が紹介されるサプライズもあった。

 館内カフェでは、「ピーチ」と「おもち」をイメージした「ラブラブペンギンミニパフェ」(600円)の販売も始まった。相関図の公開に合わせたメニューとして提供している。

 高嶋さんは「すみだ水族館で飼育できるペンギンの上限は65羽で、現在は58羽が暮らしている。繁殖が進みすぎると飼育数が上限を超えてしまう一方、数を抑えすぎると高齢化が進むため、個体数と世代交代のバランスを考えながら計画的に飼育を行っている」と解説する。

 相関図は、こうした日々の観察と飼育管理の積み重ねを可視化したもので、ペンギンたちの関係性を知る手がかりとなっている。

 開館時間は10時~20時。入場料は、大人=2,500円、中高生=1,800円、子ども=1,200円、幼児=800円。

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