防災をテーマに多世代交流を図るイベント「まな防災! 世代をこえてそなえよう」が12月28日、梅若橋コミュニティ会館(墨田区堤通2)で開かれる。
同イベントは「SUMIDAこども未来応援団プロジェクト」の一環で開くとして同イベントは実施するもので、子どもからシニアまでが共に一緒に参加し、防災について学び合うことを目的とする。主催はNPO法人「声とことばの力」で、親子あそび「元気いっぱい」が協力する。
当日は、防災公園を巡る見学ツアーや、防災をテーマにしたゲームを通じて、楽しみながら災害への備えを学ぶ。プログラムの一つとして、災害対応リヤカー型移動図書館「北斎丸」を紹介し、地域での活用方法について参加者同士で考える時間も設ける。天候により内容を変更し、雨天時は屋内で防災体験やゲームを行う。
同NPO声とことばの力は、墨田区内で高齢者を対象にした朗読などの活動を行っており、「地域でのつながりづくり」をテーマに取り組んできた。区内では独居や高齢夫婦のみの世帯も多く、災害時の声掛けや見守りが課題となっている。
平尾麻衣子理事長は「災害の多い日本では、地域で声を掛け合える関係が命を守ることにつながる。高齢者やこどもなど、災害時に不安を抱えやすい世代が、日頃から顔の見える関係を築くきっかけになれば」と話す。
協力団体「親子あそび元気いっぱい」を運営する皆川未来さんは「遊びや体験を通して、防災を身近なものとして感じてもらえたら。世代を超えてこえて一緒に学ぶ場が、いざという時の安心につながれば」と話す。
開催時間は13時~15時(受け付けは受付12時30分~)。参加無料。定員は先着40人。要事前申し込み制。参加費は無料。未就学児は保護者同伴で参加できる。申し込みは専用フォームから。