立行司の最高位・第34代木村庄之助親方の講話と大相撲観戦を組み合わせたツアーが1月24日、両国国技館(墨田区横網1)周辺で行われた。主催はオリジナル企画のツアーを取り扱う「らしく」。
相撲観戦に先立ち、行司の役割や相撲の成り立ちについて学んだ上で本場所を観戦する内容で、毎場所満員御礼となる大相撲1月場所14日目に合わせて企画された。
講話には、白鵬関と朝青龍関が両横綱として活躍していた時代に立行司の最高位を務めた木村庄之助親方が登壇。相撲の歴史や行司、呼出しの仕事について解説したほか、実際に土俵に使われる土や、力士が身に着けるまわしの布を示しながら、土俵を支える役割や意味についても紹介した。
講話の中では、「土俵は毎場所作り直している」「横綱のまわしは毎月作り直している」といった裏話のほか、朝青龍関の映像を交えながら床山の仕事について解説する場面もあった。「髷を結うのに力士ひとりあたり30分ほどかかる」「行司も呼出しも床山も、それぞれ部屋に所属し、日本相撲協会から給料を受け取っている」といった説明に、参加者は熱心に耳を傾けていた。
当日は13時にJR両国駅西口改札前に集合し、相撲観戦チケットを配布。13時30分から14時30分まで回向院で講話を行った。講話終了後は両国観光案内所で解散し、各自で国技館に入場して大相撲観戦を楽しんだ。
国技館では、千秋楽を翌日に控え優勝争いが白熱する中、参加者は土俵に向けて声援を送っていた。
らしくの柳元大樹社長は「大相撲の魅力をより深く味わってもらえる体験を届けたいと考え企画した。初心者の方にも楽しんでいただける内容になった。今後もツアーを継続的に開催できれば」と話す。