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地域密着・連携型アートプロジェクト「墨東まち見世」メーン会期始まる

インフォメーション拠点「まち見世案内所」(墨田区京島3-21-9 1F キラキラ橘商店街交番斜め前)。メーン会期中は金曜・土曜・日曜・祝日の11時~18時にオープン。

インフォメーション拠点「まち見世案内所」(墨田区京島3-21-9 1F キラキラ橘商店街交番斜め前)。メーン会期中は金曜・土曜・日曜・祝日の11時~18時にオープン。

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 墨東エリアを舞台にした地域密着・連携型アートプロジェクト「墨東まち見世2012」の約1カ月にわたるメーン会期が10月19日に始まる。

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 東京都と東京文化発信プロジェクト室(東京都歴史文化財団)、向島学会の3者共催により、隅田川と荒川、東京スカイツリータウンの横を流れる北十間川によって囲まれた墨田区の北半分を占める「墨東エリア」で毎年開催する同プロジェクトは今年で4年目。地域のアート拠点や地元アーティストなどが参加する「特別企画」や「参加企画」と、それらを取りまとめる「ネットワークプロジェクト」、墨東初体験の外部アーティストがまちなかで展開する「100日プロジェクト」、アートとまちづくりをテーマにした連続講座「墨東まち見世塾」、地域発見のまち歩き「墨東まち見世さんぽ」など、さまざまなイベントで構成。京橋キラキラ橘商店街の中にはインフォメーション拠点として「まち見世案内所」(墨田区京島3)をオープンした(メーン会期中は金曜・土曜・日曜・祝日の11時~18時)。

 企画会議内で自主的に選ばれた「特別企画」は4本。古い集合住宅の一部を改装して生まれた「あをば荘」(文花1)で起こる日常の関わりをアートにした「私たちがおすそわけできること」、作品を探しながら「SOURCE Factory」(八広1)と「現代美術製作所」(墨田1)の2つの会場を結ぶ路地をさまよい歩く「下平千夏+大橋加誉:どこにいるかわからない 展」、鳩の街通り商店街にある「こすみ書店」(向島5)で紙芝居作りワークショップを行う「ちっち+木村健世と墨東文庫編集室:墨東文庫 街頭紙芝居編 まちで見つけた物語、まちで語る物語」、アートスペース「yahiro 8」(八広4)で参加者が手作りしたオリジナル旗を路地に展示する「ロジ展 はためくわたしたち」など。

 プロジェクトの目的を共有する企画団体による「参加企画」は15本。「一寺言門集会所前広場」(東向島1)に墨田で採集した生活廃材などで制作した「雨水基地」を設置し水の流れを観察する企画、食とアートがテーマの活動家・EAT&ART TAROさんと地域の文化的たまり場「東向島珈琲店」(東向島1)とのコラボレーションによるトークイベント「ヒガムコ夜の部」、地元ダンサー・オカザキ恭和さんがまちなかで踊る「路地ダンス vol.3 八広1丁目」、米軍兵舎をリノベーションしたレトロな「墨田聖書教会」(墨田3)で開かれる「ウクレレ絵本カフェ Live Love Laugh!」など。

 昨年の企画会議後の雑談に端を発して3月に発足した、同エリアに数多くみられる「袋小路」や「行き止まり」を肯定的に研究する「ドンツキ協会」も今年から正式に参加。メーン会期に先行して今月17日にユーストリーム放送局「下町ストリーム」で第1回講座「墨東ドンツキ分類学」(21時~)を開講するほか、同27日と11月3日には協会員の案内で「どんつき」を探求する「墨東 妖怪どんつき クエスト」を実施する予定。

 イベントによっては事前申し込みや参加費用が必要。日程の詳細はホームページで確認できる。11月25日まで。

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