東武鉄道は5月22日の「東京スカイツリータウン」開業1周年を記念し、亀戸駅と曳舟駅間を結ぶ東武亀戸線で車両に特別ラッピングを施した「下町トレイン」の運行を始めた。

車体・側面や車内・床面を飾る浮世絵タッチのイラスト8種類をモチーフにしたシール

　同車両は車体の側面（窓枠脇）に、同路線の全5駅と東京スカイツリーラインの3駅（浅草・東向島・北千住）それぞれの観光名所とそこから見えるスカイツリーを描いた浮世絵タッチのイラスト8種類を施し、先頭部分をオリジナルヘッドマークが飾る。

　車内では、床面にスカイツリー周辺の街並みとイラスト8種を配して1枚の絵で表現。つり革の持ち手上部には下町の名所を当てるクイズ形式のデザインを施した。

　イラストにはスカイツリーの公式キャラクターであるソラカラちゃん、スコブルブル、テッペンペンが随所に登場し、車内アナウンスの一部もソラカラちゃんの声に変わる。

　併せて、同8駅に「東京スカイツリータウン」「両国観光案内所」「東武ホテルレバント東京（錦糸町）」を加えた11カ所で「ソラカラちゃん、スコブルブル、テッペンペンと行く下町スタンプラリー」を実施。8駅のスタンプで「スマートフォン向けイヤホンジャック」「シール（イラスト8枚をデザイン）」、全11個のスタンプで「東京スカイツリー1周年記念オリジナルピンバッジ」を進呈する。

　運行初日の5月5日には、沿線在住の8人が「1日こども駅長」としてソラカラちゃんやスコブルブルらと亀戸駅に立ち、同車両とスタンプラリーをPR。同社ではスタンプ設置の東武線8駅が乗り降り自由な「東京スカイツリー周辺散策フリーきっぷ」やスカイツリー「天望デッキ」日付指定入場券引換券とフリー区間がセットになった「東京スカイツリーパノラマきっぷ」などの利用を勧めている。

　8月31日まで。