東京スカイツリータウン「すみだ水族館」(墨田区押上1)で6月15日から、初めて生まれたペンギンの赤ちゃんが期間限定で特別展示される。
同館で飼育しているマゼランペンギンの「カリン」(オス)と「カクテル」(メス)に交尾行動が見られ、4月に2回の産卵を確認。それぞれ人工ふ化を進め、5月28日に 1卵目が、31日に2卵目がふ化して2羽の赤ちゃんが誕生した。
特別展示では、5階「ペンギンアカデミー」で、飼育スタッフがアジなどのペースト状のエサを与えたり体重を測定したりする様子などを一般公開する。展示時間は13時~15時30分。
14日には先行発表会が開かれ、田海雅彦館長が「『命のゆりかご』をコンセプトの一つに掲げている当館にとって、一番人気であるペンギンのカップルに新しい命が誕生したことが何よりうれしい。大切に育てていきたい」とあいさつ。その後、1卵目の赤ちゃんが報道陣に披露され、東京スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」と「テッペンペン」も駆け付けた。
当日行われた体重測定で1卵目は700グラム。1日6回の食事で毎日50グラムずつ大きくなっているという。性別は現時点ではまだ不明で、名前についても決め方について検討中という。
展示期間中、館内の「ペンギンカフェ」ではドリンクメニューの注文で「ペンギン親子クッキー」を進呈(毎日先着100人)するほか、誕生記念メニューとして「ペンギンベビーサンド」(3種、各250円)を用意する。
東京ソラマチでも「ソラマチ・ペンギン・バースディ」を同時開催。ポスターや従業員の缶バッジ着用で、お祝いムードを盛り上げるほか、各店で1,000円以上の買い物客を対象に「オリジナルペンギンメモ帳」を進呈している。「船橋屋」(タワーヤード2階)のペンギン型「カップくず餅」(420円)や「江戸 東京 寿し常」(イーストヤード7階)の「おこさまペンギンプレート」(997円)など、約30店舗が参加して、お祝い商品・メニューの販売を展開する。
今月30日まで。