JTB(品川区)は「すみだフォークロアプロジェクト」を運営する「げんごろう」(墨田区緑4)と協力して、暑い夏の夜を楽しむイベント「怪談の夕べ」を開催する。
夏の風物詩と言われている怪談を寺で聴き、涼しさを体感してもらおうと2011年に始まった同イベント。「本所七不思議」などの民話や伝説が残る墨田の地にまつわる話をプロの役者が一人語りや朗読劇で演じ、三味線の生演奏や、普段はあまり見ることのない日本古来の「鳴り物」による演出で盛り上げる。
今年は、東京スカイツリータウンにほど近い「柳嶋妙見山法性寺(ほっしょうじ)」(墨田区業平5)の本堂を舞台に、7月25日から木曜・金曜・土曜を中心に13公演を実施。同寺院は500年以上の歴史を持つ日蓮(にちれん)宗の名刹(めいさつ)で、生涯のほとんどを区内で過ごした江戸時代の巨匠絵師・葛飾北斎が特に信仰していたことで知られる。
開演は19時45分。料金は、平日=前売り2,500円・当日3,000円、土曜が=前売り3,000円・当日3,500円。演目は日によって異なる。
地元の仕出し弁当店「サンエー」(吾妻橋2)のオリジナル「妖怪弁当」が付いた1日30人限定の特別プランも企画。8月3日・24日は住職が開運北辰(ほくしん)妙見大菩薩を祭っている「妙見堂」などを案内した後に食事を楽しむ「開運参拝コース」、8月17日・31日は書院2階のギャラリーで江戸時代の錦絵やDVDを観賞しながら食事を楽しむ「開運北斎コース」を用意。料金は3,500円。開運鈴守付き。いずれも「怪談の夕べ」に優先入場できる。
チケットはJTBのホームページなどで販売中。
8月23日にはスカイツリーオフィシャルホテルの「東武ホテルレバント東京」(錦糸1、TEL 03-5611-5623)でディナービュッフェ付き「怪談の夕べ」(8,000円)も開催。こちらも予約を受け付けている。