押上の一軒家カフェ「ikkA(いっか)」(墨田区向島3、TEL 03-5637-8773)がオープン3周年を迎え、1月25日~27日に開かれた記念イベントは大勢の参加者でにぎわった。
同店は「おいしく、たのしく、美しく」をテーマに、お茶をメーンとした飲食とアートやリラクセーション(頭・足ツボマッサージなど)をコラボしたカフェとして、ワークショップや音楽ライブなどさまざまな企画を展開してきた。今回のイベントも「いつも応援してくれる皆さんと一緒に何か楽しいことをしたくて企画した文化祭のようなもの」と店主のトヨシマ・チエさん。期間中、約20店から成る屋台村が店内に出現した。
1階には同店の「バッグ工房バリオプント」による手作りミニ・バッグやコサージュの販売に加えて、「スマイルキッチン」「cafeいと」など地元他店の特製弁当、神楽坂「ジャルダンノスタルジック」の新作焼き菓子、「日本ケニア校友会」(世田谷区)による紅茶と「本多まるも製茶」(静岡県)による試飲と販売ブースが軒を連ねた。
2階の和室では地元の「甘夏書房」をはじめ、「ますく堂&セドリーヌ」(江東区)や「ひらすま書房」(富山県)、旅する本屋「放浪書房」などが集まり古本市を形成。市営施設探訪マガジン「しのそのへ」やまち歩きの小冊子「オバケダイガク」らリトルマガジンのコーナーも展開。手作り雑貨ギャラリー「coneru」やフェアトレードのブラジル手作りアクセサリーの「エマウス手芸部」、つぐみ製陶所(埼玉県)のミニハウスも人気を集めた。
「どの店もお客さんからの紹介やイベントを通じて知り合った方ばかり。そのご縁に感謝しつつ新しい出会いにも期待して、これからもいろいろな企画を考えていきたい」とトヨシマさん。
営業時間は12時~18時。火曜定休。