墨田区が人気デザイナーやプロデューサーらとチームを組み、ヒット商品の開発や販路拡大をめざす地元事業者を支援するプロジェクト「ものづくりコラボレーション2014」が現在、参加者を募集している。
同プロジェクトは2009年度から同区が進めている「すみだ地域ブランド戦略」の一つ。これまでのコラボから生まれた製品は、2009年度が48件、2010年度が30件、2011年度が16件、2012年度が20件、2013年度が12件を数え、笠原スプリング製作所(墨田区八広5)の「てのひらトング」や吉田テクノワークス(文花2)の「ornament Card Case」ら数点がパリのセレクトショップ「colett」で販売されるなどの実績を上げている。
6年目となる本年度は、これまでの「新商品開発部門」に加えて、商品のコンセプトやパッケージなどの相談に乗る「商品コンサルティング部門」と、海外のバイヤーに商品を評価してもらい、欧州やアジアなどでの販売可能性について助言する「海外販路開拓部門」の3部門体制で実施し、さらに幅広いサポートを行う。
コラボレーターの顔ぶれは、新商品開発部門=「アッシュコンセプト」のデザインプロデューサー、名児耶秀美さん、「Y2インターナショナル」の有井ゆまさんと有井ユカさん、福井県鯖江市の眼鏡素材会社との協業アイテム「Sabae mimikaki」などで知られる「セメントプロデュースデザイン」の金谷勉さん、商品コンサルティング部門=「すみだモダン」にブランド認証された「宇野刷毛(はけ)ブラシ製作所」(向島3)のパッケージ・コンサルティングなどで実績のある「GKインダストリアルデザイン」の磯崎康さんと津曲兼利さん、海外販路開拓部門=昨年度の「colett」への納品を手助けした「アイディーテンジャパン」の澤田且成さん。
5月19日・20日には区役所でコラボレーターを迎えた説明会が開かれ、多数の事業者が聴講した。
応募締め切りは6月2日。応募用紙はホームページからダウンロードできる。