JR錦糸町駅南口直結の商業施設「テルミナ」で10月18日・19日、「錦糸町を元気にする会」の企画によるご当地キャラクターをラベルにあしらった地ビール「錦たん麦酒」が披露された。
同町の防犯と互助のシンボル「錦たん」は、江戸時代、錦糸町の名前の由来となった「錦糸堀」でおぼれていたところを、偶然通りかかった火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」の主人公として知られる)に助けられたという設定。髷(まげ)が結えないカッパのため、代わりにキュウリを頭にのせ、手には平蔵の形見の十手を持つ。
ビール製造を手掛ける地元企業「ヴィルゴビール」(墨田区緑4、TEL:03-5600-0181)が開発した同商品は、英国・ベルギーなどで飲まれている上面発酵(エールタイプ)のビール。白と黒の2種類あり、小麦麦芽を使用した軽やかな口当たりとさっぱりとした風味が特長という「白」と、コクのある飲み口で香りが豊かな「黒」をそろえる。
同じデザインで、麦芽とブドウ果汁を使用した発泡酒「錦たんエール 赤ブドウ」と「錦たんエール 白ブドウ」の2種類もある。中井俊也社長は「まず地元の飲食店で飲めるようにして、来年1月からはテルミナの地下食品売り場や錦糸町周辺の酒店で一般販売したい」と意気込む。