京成バスは3月20日、墨田区内循環バス「すみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん」の運行を開始した。
運行開始セレモニーに出席した墨田区長と「すみだ親善大使」の2人。
初日には運行開始セレモニーも開催。山崎昇墨田区長は「東京スカイツリーを見に来ていただいた観光客の方が区内を回遊する足として利用されることを願うとともに、区民の日常生活における交通利便性の向上に期待する」とあいさつで述べた。
その後、出席者によるテープカットが行われ、全国に先駆けて導入した電気バス「すみりんちゃん」と、天井にスカイツリーを見上げるためのガラス窓が付いた「すみまるくん」の試乗会がスタート。定員いっぱいに乗客を乗せた2台が押上駅に向けて出発した。
同バスはこの日から、区内を「北西部」「北東部」「南部」の3つのルートを循環。スカイツリー前の押上駅には全てが乗り入れ、他のルートに乗り換えることができる。
車体には各ルートのシンボルカラー「隅田川上空に広がる華やかな花火のイメージの茜(あかね)色」(北西部)、「荒川や旧中川など自然に恵まれた豊かなイメージの若草色」(北東部)、「江戸時代に起源をもつ色から発想される江戸の粋のイメージの江戸紫」(南部)を施し、屋根にはそれぞれの地域の特色を表す絵があしらわれている。車内の液晶画面では、運行状況、観光情報、区のお知らせなどを表示する。
「車内(天窓)から見上げるスカイツリーを、ぜひ実際に乗って体験してみて」と、セレモニーで司会を担当した「12代目 すみだ親善大使」の吉山扶美子さん。乗務員代表に花束を贈呈した同・江口ありささんも「バスに描かれた、すみまるくんとすみりんちゃんがかわいいので、2人に会いに来て」と利用を呼び掛ける。
今月24日には、3つのルートに沿って設置した18カ所のどこからでも出発できるスタンプラリー「すみだ・ぐるりん歩」を開催。3カ所以上のスタンプを集めれば、「東武ホテルレバント東京」「第一ホテル両国」の「(スカイツリー)天望デッキ」入場券(引換券)付き宿泊プランやランチバイキングが当たる抽選に応募できる。当日10時~12時に、いずれかのポイントで申し込めば誰でも参加可能。15時まで。一日乗車券は300円。