見る・遊ぶ 学ぶ・知る

東向島で空き缶を使った「カンカラ三線」発表会 世代を超えた130人参加

カンカラ三線を演奏する「すみだ大江戸バンド」

カンカラ三線を演奏する「すみだ大江戸バンド」

  • 0

  •  

 空き缶を活用した三線「カンカラ三線」の演奏を披露する「すみだ大江戸バンド発表会」が2月15日、「すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)」(墨田区東向島2)のドームで開催された。

「すみだ大江戸バンド発表会」の様子

[広告]

 「世代を超えた交流の斜めの関係づくり」をテーマに掲げ、地域住民がつながりを深める場を目的に活動する団体「親子あそび元気いっぱい」代表の皆川未来さんが企画した同イベント。文部科学省が提唱する「斜めの関係」を地域に根付かせることを目的に、世代を超えた交流の場として開いた。

 当日は130人が来場し、会場のユートリヤドームは満席になった。発表会は2部構成で行い、5歳から70代までの幅広い世代が参加し、総勢38人の出演者がカンカラ三線や民謡演奏を披露した。

 第1部では受講生20人が参加する「すみだ大江戸バンド」が、「チューリップ」「きらきら星」「てぃんさぐぬ花」などをカンカラ三線で演奏。続いて、三線講師の福山研二さんを中心とした三線バンド「下町三線クラブ」が「安里屋ゆんた」「ふるさと」「涙(なだ)そうそう」などを披露した。

 第2部ではゲストが出演。てらっちょさんが民謡紙芝居「戻りかご」や三線演奏「ちょんちょんキジムナー」を披露し、ふれあい寺子屋の子どもらが「ソーラン節」「東京音頭」を合唱。

 民謡歌手の小山みつなさんと息子で三味線奏者の沢目真宙(まさひろ)さん、三味線演奏家の澤田響紀さんが「軽タント節」「ちゃっきり節」「津軽あいや節・曲弾」などを演奏し、民謡や和楽器の魅力を伝えた。エンディングには出演者全員で「豊年音頭」を演奏し、カチャーシーで会場が一体となって盛り上がり、イベントは終了した。

 皆川さんは「この企画が3人の小さな輪から始まり、多くの人に支えられながらここまで成長したことに感謝している。カンカラ三線を通じて、子どもから高齢者までがつながる場を作り続けたい」と意気込む。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース