
「写真でつながる墨田フォトコンテスト2024」の表彰式が2月28日、墨田区役所で行われ、1953点の応募作品の中から、4部門で最優秀賞と優秀賞、特別賞の合計10作品が選ばれ、受賞者に表彰状と副賞が贈られた。
表彰式に先立ち、山本亨墨田区長が「このフォトコンテストは今年で6回目となり、墨田の魅力を国内外に広く発信する機会となっている。応募数は昨年より300点増え、より多くの方に関心を持ってもらえたことをうれしく思う」とあいさつ。墨田区の公式インスタグラムフォロワー数が1万2000人を超えたことも報告された。
コンテストは「伝えたい!すみだの魅力」「すみだの自然・四季」「すみだの伝統文化とものづくり」「すみだのまち並み・風景」の4部門で実施された。「伝えたい!すみだの魅力」部門では、最優秀賞にKenchiさんの「すみだ夏の涼」、優秀賞に阿出川健太さん(@_ak_pics)の「水色とキャンドルのハーモニー ~冬が輝くすみだ~」が選ばれた。「すみだの自然・四季」部門では、最優秀賞が本多俊生さんの「春の宵、すみだの散歩道」、優秀賞がsuzu_39さんの「紅葉とスカイツリー」となった。「すみだの伝統文化とものづくり」部門では、最優秀賞を葵さんの「江戸切子」、優秀賞を加藤加奈子さん(momoco0123)の「トンッ!」が受賞。「すみだのまち並み・風景」部門では、中津川昂平さんの「すみだのすみか」が最優秀賞、toyoakitakamuraさんの「隅田川沿いに広がる街並み」が優秀賞に輝いた。
特別賞として、区長特別賞にはpmph_cameraさんの「絵画と日常の交差点」、審査員特別賞には太田洋之さんの「涼」が選ばれた。
受賞者10人は、墨田区のフォトグラファー「すみだカメラ部10選」に認定され、今後も墨田の魅力を発信する活動が期待される。3月18日から23日まで両国で受賞作品の展示会が開催されるほか、東京東信用金庫が区内12カ所のデジタルサイネージで受賞作品を展示することも決まった。
「伝えたい!すみだの魅力」部門で最優秀賞を受賞したKenchiさんは「自分の撮影した写真が選ばれ、とてもうれしい。墨田の魅力を伝え続けていきたいと思う」、「すみだの自然・四季」の最優秀賞に輝いた本多俊生さんは「四季折々の美しさを写真に収めるのが好きで、今回の受賞は励みになる」とそれぞれ話す。「すみだの伝統文化とものづくり」部門の最優秀賞を受賞した葵さんは「伝統工芸の魅力を伝えられるよう、今後も撮影を続けたい」と意気込みを語り、「すみだのまち並み・風景」部門の最優秀賞を受賞した中津川昂平さんは「大阪から墨田に来るのは2回目だった。スカイツリーを撮影したと思い、通りから一つ入ったところで撮影した。左右の対比が印象的な作品になった。これからも写真を撮り続けたいと」振り返る。
授賞式終了後、区役所の19階屋上で受賞者を対象にした撮影会が行われ、普段見れない角度からの墨田区の街並みやスカイツリーなどを撮影していた。