
墨田区産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE(SIC)」(墨田区錦糸4)で3月、IPO(株式上場)・ものづくり・イメージング科学をテーマにしたイベントが開催される。
SICは、墨田区が創設した産業共創施設。スタートアップやクリエーター、中小企業のイノベーションを支援する拠点として機能しており、事業者同士のネットワーク構築や新規事業創出を目的とし、各種イベントやワークショップを開くほか、専門家によるメンタリングを提供している。
3月11日にはIPOを学ぶ「第2回 SIC不定期勉強会」(16時~17時)を、13日には町工場を巡る「第4回 すみだものづくりキャラバン」(13時~19時)を、18日にはSICと千葉大学の連携による「イメージング科学 交流会」(18時~20時)を、それぞれ開催する。
SIC不定期勉強会は、東京東信用金庫とSICの共催による学びの場。今回のテーマは「IPOを考えよう!」で、ファンド運営者の小泉伸洋さんと、2022年に東証グロース市場へ上場したトリドリ元取締役の樹神秀和さんが登壇。IPOの基礎知識を伝えるほか、リアルな体験談も披露する。
区内のものづくり企業の現場を訪れる「すみだものづくりキャラバン」。今回は「樹脂(プラスチック)成形」がテーマで、真空成型を手がけるバキュームモールド工業と、射出成型を行うチバプラスを訪問する。ナビゲーターは、デザイナーでSICメンター会員の大井雅人さんが務める。見学後には参加者同士の交流会も予定。
交流会では、カメラによる生体計測を専門とする千葉大学大学院工学研究科の津村徳道さんが、最先端の研究を紹介。画像解析・ヘルスケア領域のSICスタートアップ会員が事業についてプレゼンテーションを行い、「研究とビジネスの融合を目指す」という。
参加無料。申し込みはSICのサイトで受け付ける。