
アナログゲーム体験イベント「フォアシュピール2025春」が5月5日、すみだ産業会館(墨田区江東橋3)で開催される。国内最大のアナログゲーム展示会「ゲームマーケット」に先駆けて新作を試遊できるのが特徴で、創作ボードゲームの愛好者による有志チームが主催する。
同イベントは2019年に春・秋の年2回開催したが、2020年はコロナ禍で中止に。2023年秋に復活し、2024年からは東京と大阪の2都市で開催されるなど規模を拡大。今回は過去最大となる138団体が出展を予定し、すみだ産業会館の2フロアを貸し切って実施する。
会場では、各ゲームの制作者が来場者にルールを説明しながら一緒にプレーする形式を取る。ゲームマーケットでは混雑により試遊が難しいケースも多く、同イベントは事前にゲーム内容を吟味できる「下調べ」の場として位置付けられている。ゲームの販売は行わない。
出展者にとっては、一般参加者とのプレーを通じてテストや改良を行う場でもあり、他の制作者との交流の場にもなっている。今回新たに子どもや家族で楽しめる「ファミリーエリア」も設ける。過去の開催で寄せられた「子ども連れでも参加したい」という声を反映した。
主催者代表の翔さんは「2020年もすみだ産業会館での開催を予定していたが、コロナ禍で中止になった。2023年からは墨田区内で続けており、今後はもっと地域に根ざしたイベントにしていきたい」と話す。
開催時間は11時~16時。参加費は一般1,000円、学生以下無料。定員は600人。要事前申し込み。