地域活動のプラットフォーム「墨田区まち活カイギ」が7月6日、1周年を記念したイベントを「すみだ生涯学習センター（ユートリヤ）」（墨田区東向島2）で開催する。体験会や展示、成果発表を通じて、地域で生まれた多彩な市民プロジェクトの歩みを紹介する。

墨田区まち活カイギの様子

　同会議は、2024年6月にスタートした地域参加型イベントで、同年5月に終了した「墨田区100人カイギ」の後継として始まった。以降、毎月1回の定例会を継続し、市民同士が対話を通じて新たなアイデアを形にする中で、地域課題の解決や交流を生む実践の場として活動を広げてきた。

　1周年イベントでは、10時～12時に「まち活体験会」を開催。これまでの活動をもとにしたワークショップや展示を通して、来場者が実際にプロジェクトに触れられる機会を提供する。続いて13時～13時45分には、飛高加奈子さんと主宰の山口亮さんによるオープンダイアローグ公開セッション「まちとのつながり方を考える」を行う。

　14時～16時30分には「成果発表会」を行い、「市民記者クラブ」「タワービュー通り商店街活性化プロジェクト」「文字フェス」「落語写生会」など、まち活から生まれた複数の市民プロジェクトの進捗や成果を紹介する。

　会場ではプロジェクトの紹介展示も行い、活動の背景やプロセスをビジュアルで伝える。山口さんは「100人カイギがゲストが主役のイベントだとしたら、まち活カイギは参加者が主役。この場を通じて生まれたつながりや行動が、1年間でここまで育ったことを、多くの人と分かち合いたい」と呼びかける。

　開催時間は10時～17時。入場無料。申し込みは専用フォームから受け付ける。