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墨田の小学生が「わんぱく相撲全国大会」へ 父も元力士、上位進出目指す

(右から)佐久間心絆君と田中志道君

(右から)佐久間心絆君と田中志道君

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 小学生相撲の全国大会「わんぱく相撲全国大会」が8月10日、ひがしんアリーナ(墨田区錦糸1)で開催される。墨田区からは、佐久間心絆(しんば)君(中和小6年)、田中志道(しどう)君(千葉日本大学第一小4年)、有山礼君(業平小5年)の3人が代表として出場する。

土俵稽古する佐久間くんと田中くん

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 全国大会への出場権は、都大会での成績によって決まる。各区の地区大会の優勝者3人(4~6年生)が個人戦に臨み、その合計ポイントで団体順位が決定する仕組み。墨田区チームは、5年生の有山君が体調不良で都大会を欠場する中、佐久間君と田中君の2人だけで出場し、3位に食い込む健闘を見せた。

 佐久間君は4年生の時に続いて2回目の全国大会出場。「最後の大会なので、悔いのないように取り組みたい」と意気込み、初出場となる田中君も「緊張もあるけれど、全力で楽しみたい」と笑顔を見せる。

 2人が相撲を始めたのは共に5歳のとき。きっかけは「お父さんの影響」と口をそろえる。佐久間君の父は元小結・常幸龍(じょうこうりゅう)、田中君の父は元十両・魁道(かいどう)。共に土俵を経験した父の背中を見て育ち、自らもその道を歩んでいる。

 普段の稽古では、腕立て伏せやランニングなど、体力づくりや基本動作の習得に励む。田中君は「走るのは大変だけど、強くなるために必要」と話す。佐久間君も「技がうまく決まらない時もあるけど、それでも相撲は楽しい」と前を向く。

 母親の佐久間真美さんは「やりたいと言った時に、最後までやり抜くことを約束させた。ここまで続けてくれてうれしい」、同じく田中彩さんも「親子2代で全国大会に出られることが、とても誇らしい。父親は小学校5年生の時にわんぱく相撲で優勝しているので、息子にも期待したい」と、それぞれ話す。

 力士の父を持つ2人が挑む全国の舞台。仲間と共に勝ち取った切符を胸に、夏の土俵での上位進出を目指す。

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