
フットサルFリーグの「フウガドールすみだ」が10月6日、ひがしんアリーナ(墨田区錦糸4)でY.S.C.C.横浜と対戦し、7-0で大勝した。
Y.S.C.C.横浜戦、PKを止めてガッツポーズするGK土岡優晟選手(撮影=大塚淳史)
1カ月半ぶりのホームゲームは月曜夜の開催だったが、1222人の観客を集めた。フウガドールは序盤から積極的な守備で横浜のミスを誘い、攻撃につなげて得点を重ねるなど終始、相手を圧倒した。
若手選手たちの活躍が目立つ中、18歳の石井想一郎選手は左足で豪快に先制点を決め、さらに6点目も決める2得点の活躍。特別指定選手として下部組織から昇格した18歳の新(あらた)竜兵選手は試合終盤に出場し、直後に中田秀人選手のゴールをアシストしてリーグ戦デビューを飾った。
守備では、ゴール前に立ちはだかったGK土岡優晟選手が横浜の際どいシュートを次々に防ぎ、相手に与えられたPKも止めるなど大活躍した。
岡山孝介監督は「月曜の試合ということで試合スパンが長かったこともあり、きつい練習を選手に課したが、選手たちが全力で頑張ってくれた。そうした日頃の積み重ねが試合に出た」と話す。
キャプテンの諸江剣語選手は、4連勝と好調な理由について、「積み上げてきたものが試合に出てきているのと、(選手の)メンタル面が成長している」と振り返る。
短時間の出場ながら存在感を見せた新選手は「ホームでこの雰囲気の中でデビューできたのはうれしかったが、思うようなプレーができなくて悔しい気持ちの方が強い」と振り返り、「Fリーグの強度に早く慣れてチームに貢献できるようになりたい」と意気込む。
2ゴールを挙げた石井選手は「今日はすごく、ついていた。シュートを打つ積極性を意識しようと言われていて、1点目はそれが出た。2点目はハーフタイムに出た指示通りに動いた結果」と話し、「絶対上位リーグに行きたい」と力を込める。
フウガドールはこれで4連勝となり、7勝3分4敗で3位(12チーム中)に浮上。リーグ戦は日本代表の活動のため約1カ月の中断期間に入る。次のホームゲームは11月8日、ひがしんアリーナに現在首位の名古屋オーシャンズを迎える。