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両国のクラフトビール店「ポパイ」創業者・青木さんしのぶ会 200人が献花

桜の枝花などで飾られた献花台。スクリーンには「麦酒倶楽部ポパイ創業者 青木辰男 偲ぶ会」と映し出された。

桜の枝花などで飾られた献花台。スクリーンには「麦酒倶楽部ポパイ創業者 青木辰男 偲ぶ会」と映し出された。

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 両国のクラフトビール店「麦酒倶楽部ポパイ」(墨田区両国2)の創業者で、昨年11月9日に73歳で亡くなった青木辰男さんをしのぶ会が1月25日、同店で行われた。当日は全国からゆかりの深い醸造家や飲食店関係者、常連客ら約200人が参列し、1分間の黙とうの後、青木さんに花を手向けた。

青木辰男さんの写真パネルの前に設けられた献花台。白い花を手向けて故人をしのぶ

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 当日は14時に開始。同店と両国駅前会館の2会場で実施し、第1部と第2部で参加者が入れ替わる方式で行った。

 会場正面には献花台を設け、スクリーンには「麦酒倶楽部ポパイ創業者 青木辰男 偲(しの)ぶ会」と映し出された。参列者はビールを飲みながら、用意された白い花を手に取り、順に献花台に手向けて故人をしのんだ。

 主催者で後継者の城戸弘隆さんは「青木からは『店で沈んだ顔で仕事をしていると、葬式じゃないんだから元気出せ』とよく言われていた。今日は皆さんも笑顔で青木をしのんでほしい」と呼びかけた。

 来賓あいさつに立った小西酒造の小西新右衛門社長は、青木さんと30年以上の付き合いがあり同い年であったことに触れ、「タップ数100本という業界初の取り組みを実現し、新規開店者への指導やサポートも惜しまなかった。最終的にはビール醸造にも携わるようになった」と功績を振り返った。その上で「これからもクラフトビールを一人でも多くの方に楽しんでもらう場をつくり続けたい」と話した。

 「伊勢角屋麦酒」の鈴木成宗社長は「初めてビールを置いていただいた際、『客の反応が悪ければ捨ててもいいか』と言われたが、後日、『客が大絶賛している。これからも置きたい』と言っていただけたことが忘れられない」と青木さんとの思い出を語った。

 青木さんは1985(昭和60)年に同店を創業。クラフトビール店の草分け的存在として、現在は70タップを備える人気店に育て上げた。全国20店舗以上のコンサルティングを手がけるなど、日本のクラフトビール文化の発展に多大な足跡を残した。英字新聞でも取り上げられ、両国の街に日本全国だけでなく世界のビール愛好家が集う場をつくった存在としても知られる。

 営業時間は15時~23時30分(土曜・祝日は14時~23時30分)。日曜定休。

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