新しい書のスタイル「己書(おのれしょ)」の体験講座が3月5日、押上文庫2階の手織り工房~kana~(墨田区押上3)で開かれる。
己書は、筆ペンなどを使い、上手下手にとらわれず自由に文字や言葉を表現する書のスタイル。2012(平成24)年に名古屋で杉浦正さんが始めた新しい書の表現として広まり、全国各地で講座が行われている。今回は宍戸和子さんが講師を務める。
同講座の特徴は、実際に書き始める前に「自分の感覚を整える時間」を設けている点。描き方を学ぶことだけを目的とせず、内側に意識を向け、表現に向き合う準備のプロセスを大切にする構成としている。
導入の時間は、墨田区を拠点に日本語や文学に関わる講座を行う「たなごころ塾」を主宰する大川真智子さんが担当する。大川さんは「すぐに正解や情報が得られる時代だからこそ、書く前に一度立ち止まり、自分が今何を感じているのかを確かめる時間を大切にしたい」と話す。
会場となる手織り工房を主宰する時田香菜さんは「うまく書くことを目的にするのではなく、自分の感覚を確かめながら、ことばや形を生み出す時間を体験してほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~12時、13時~15時。定員は各回7人。参加費は4,000円。申し込みは専用フォームで受け付ける。