今年で39回目を迎える「国技館5000人の第九コンサート」が2月22日、両国国技館(墨田区横網1)で行われた。主催は「国技館すみだ第九を歌う会」と墨田区。
同コンサートは1985(昭和60)年、両国に国技館が戻ることを祝う行事として始まった。以来、「その感動を多くの人々に届けること」を目的に、毎年開催されている。
今回のテーマは「音楽でつなごう!自由と平和の未来へ」。ベートーベンの「第九」が持つ愛と平和のメッセージを世界に発信しようと、参加者は本番に向けて練習を重ねてきた。
今年の合唱には、ドイツなど海外や全国各地から集まった5273人が参加。最年少は4歳、最高齢は97歳で、80歳以上の参加者は433人に上った。客席は歌声を楽しもうと訪れた観客で満席となった。
第1部では、大友直人さんの指揮の下、墨田区に拠点を構える新日本フィルハーモニー交響楽団が、ベートーベンの「レオノーレ序曲第三番 ハ長調」を演奏した。
第2部では新日本フィルの演奏に引き続き、ソプラノの嘉目真木子さん、メゾソプラノの金子美香さん、テノールの樋口達哉さん、バリトンの小林啓倫さんの4人の独唱者と、約5200人の合唱団が、ベートーベンの「交響曲第九番 ニ短調 作品125『歓喜によせて』」を披露。迫力ある歌声が国技館いっぱいに響き渡った。
最後は観客を含めた1万人が「花」を合唱して、合唱を締めくくった。