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両国国技館で「第九」コンサート 5年ぶり開催、5000人が合唱 

両国国技館を埋める5000人の合唱団

両国国技館を埋める5000人の合唱団

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 両国国技館(墨田区横網1)で2月18日、「5000人の第九コンサート」が開催された。墨田区と国技館すみだ第九を歌う会の共催。

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 1985(昭和60)年、国技館が蔵前から両国に戻ってきたことを歓迎して始まった同イベント、コロナ禍で中断していたが、5年ぶり、37回目の開催となった。

 同イベントは、すみだトリフォニーホール(墨田区錦糸1)を活動の拠点とする新日本フィルハーモニー交響楽団とのフランチャイズ提携が実現するなど、墨田区の音楽都市構想のきっかけとなった。

 5000人の合唱参加者は全国各地から一般公募によって結成し、今回のコンサートのテーマである「復活の第九・未来への第九」を合唱。コンサートと同年に結成されたすみだ少年少女合唱団が元気な歌声でプロローグを飾ったほか、区と包括連携協定を締結している日本相撲協会も参加し、復活を祝う相撲甚句「祝再会」を披露した。

 墨田区地域力支援部文化芸術振興課長の高橋淳一さんは「墨田の早春の風物詩が5年ぶりに悲願の復活を果たすことができた。全国各地から集まった合唱団の皆さまのさまざまな想いが歌声となって国技館に力強く響き渡り、改めて、私たちに希望を与えてくれる音楽がどれほど貴重なものであるかを再認識した。40年余りも続いてきたこのコンサートが、未来にわたって愛され引き継がれていくように努めていきたい」と話す。

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