大規模改修のため休館していた「東京都江戸東京博物館」(墨田区横網1)が3月31日、リニューアルオープンする。オープン当日は館内で和太鼓や日本舞踊などの記念イベントを開催する。
同館は江戸から東京に至る都市の歴史と文化を紹介する博物館として1993(平成5)年3月に開館。約4年の大規模改修工事を経て、展示や空間演出を刷新して再開する。
リニューアル後の常設展示室では、アート&デザインスタジオTangentによる空間演出を導入。日本橋の先に江戸時代の町人文化を象徴する「のれん」を設置し、光の演出で現代から江戸へと視点が切り替わる境界を表現する。のれんを抜けた先には、同館所蔵の甲冑11領をステージ状に並べた展示空間を設ける。
展示では、歌川広重の浮世絵シリーズ「名所江戸百景」を全点公開するコーナーも設ける。江戸時代の旅のしおりをイメージした額装で紹介する予定で、期間限定展示となる。
大型模型の展示も新たに加える。遊園地「浅草花屋敷」の門を展示室内に復元し、来館者が実際に通り抜けられる展示とするほか、昭和初期の集合住宅「同潤会代官山アパートメント」を家具や生活用品まで再現した模型として紹介する。
リニューアルを盛り上げる応援サポーターには、墨田区出身の俳優・風間俊介さんが就任。風間さんは「江戸と東京が時代とともに変化してきたように、江戸東京博物館も装いを新たに戻ってきた。変化と伝統が混在するこの街の魅力を象徴する場所」とコメントしている。
オープン当日は和太鼓や墨絵パフォーマンス、江戸太神楽、日本舞踊などの催しを予定。展示室では江戸時代の町人に扮(ふん)した出演者が館内を歩く「ぶらぶら町人」も行う。17時20分からは3階「江戸東京ひろば」で映像投影も予定している。
あわせて3月25日~31日には、スマートフォンを使って江戸東京博物館や両国周辺を巡る「えどはくオープンカウントダウンスタンプラリー」も開催する。
常設展示室の開館時間は9時30分~17時30分