空襲体験者によるギャラリートークと演奏会「空襲体験画ギャラリートークと平和祈念コンサート」が3月8日、すみだ郷土文化資料館(墨田区向島2)で開催された。
3月10日の「東京都平和の日」に合わせて企画した同イベント。当日は募集定員の2倍を超える約90人が来場し、会場には立ち見が出るほどの盛況となった。
第1部では、東京大空襲の体験者の日江井榮二郎さん(94)が講演。中学2年生だった日江井さんは亀戸の自宅で空襲に遭遇し、父親の「風上に逃げろ」という叫びを頼りに墨東病院へ避難して命をつないだという。当時の記憶は同館で常設展示されている空襲体験画にも描かれており、作品に込めた思いを来場者に語った。
第2部では、新日本フィルハーモニー交響楽団の団員4人による平和祈念コンサートを実施。出演したのは、吉鶴洋一さん(ビオラ)、田村安紗美さん、廣田真理衣さん(以上、バイオリン)、サミュエル・エリクソンさん(チェロ)。バッハ「G線上のアリア」で幕を開け、クラシックを中心に8曲を演奏した。最後は瀧廉太郎作曲「花」を来場者全員で合唱し、会場が一体となって平和への思いを共有した。
同館では「東京空襲体験画展」「すみだの昔のくらしと道具」を常設展示しているほか、特集展示「墨堤の桜」も行っている。
開館時間は9時~17時。入館料は100円(中学生以下無料)。月曜・第4火曜休館。