ソプラノ歌手のヴィクトリア・ルキアネッツさんによる日本公演「ルキアネッツの冬の旅」が4月2日、すみだトリフォニーホール(墨田区錦糸1)小ホールで行われる。
主催するASK歌劇団によると、同公演はルキアネッツさんにとって12年ぶりの来日公演。近年大切なレパートリーとして取り組んでいるシューベルトの歌曲集「冬の旅」を、日本で初めて披露する。
ルキアネッツさんはウクライナ出身。1990年に東京国際音楽コンクールで第2位を受賞し、1993年にウィーン国立歌劇場でデビューした。1995年にはザルツブルク音楽祭で「椿姫」ヴィオレッタ役を務め高い評価を受け、以降、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン・オペラ、バイエルン国立歌劇場、パリ国立オペラなど世界各地の歌劇場で活躍してきた。
レパートリーは、「リゴレット」ジルダ、「セヴィリアの理髪師」ロジーナ、「愛の妙薬」アディーナ、「ランメルモールのルチア」タイトルロール、「魔笛」夜の女王など、コロラトゥーラやベルカント作品を中心に幅広い。
日本では1999年、藤原歌劇団「椿姫」でデビューし、新国立劇場にも客演。近年は後進の指導に力を入れるほか、歌曲のレパートリー拡充にも取り組んでいるという。
今回披露する「冬の旅」は、シューベルトの楽曲。ヨーロッパでたびたび上演している作品で、日本の聴衆にも届けたいという本人の希望から今回の公演が実現した。公演ではピアニストの比留間千里さんが伴奏を務める。
ルキアネッツさんは「私が多くの時を過ごし愛してやまない日本のお客様のために、12年ぶりに演奏会を開催できとても嬉しく思う。私の大切なレパートリーである『冬の旅』を楽しんでほしい」と呼びかける。
開演は19時。料金は一般8,000円、29歳以下4,000円。