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錦糸町でチラシとウェブつなぐ集客講座 関係性づくりの重要性説く

講師を務めた村方龍太さん

講師を務めた村方龍太さん

 紙媒体(チラシ)とウェブを組み合わせたイベント集客の実践例をテーマにした講座が3月14日、墨田区産業共創施設(SIC)(墨田区錦糸4)で開かれた。主催はシャノワ(江東橋4)。実践の学び場「すみだビジネスラボ」の一環として行い、当日は区民ら6人が参加した。

講座参加者(前列中央が講師の村方さん)

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 講師は、タワービュー通り商店街会長で印刷会社を営む村方龍太さん。商店街活動やイベント運営、印刷業の経験を元に、「地域で伝えるということ」をテーマに講義を行った。

 講座では冒頭、「イベントは作るだけでは人は来ない」「イベント=広報」という考え方を示し、「企画そのものよりも、どう伝えるかが重要」と強調した。

 村方さんはこれまでの経験として、SNS投稿やチラシ制作、プレスリリース配信などを行っても「届いている実感がなかった」と振り返る。その上で、「方法は間違っていなかったが、決定的に足りなかったのは関係性だった」と説明。講座では、広報を「流れる広報」と「残る広報」に分け、「記憶に残り関係が続く広報こそが重要」と指摘。その違いは手法ではなく、「人との関係」にあるとした。

 具体的な手法としては、チラシ・ウェブ・SNS・メディアを組み合わせる「クロスメディア」を紹介。タワービュー通り商店街のイベント「ドリンクNo.1グランプリ」を事例に、ローカルニュースメディア・すみだ経済新聞にバナー広告を出稿し、商店街がチラシ配布と町会掲示板での掲示を連携して実施した結果、主だった広報活動を行っていないにもかかわらず、当日は1000人を超える来場者があったという。

 町会掲示板や回覧板などの紙媒体の強さにも触れ、「高齢者を含め多世代に届くが、簡単には使えず、日頃の信頼関係が必要」と説明。「広報のテクニックよりも、人との関係が重要」と強調した。こうした取り組みにより、チラシ設置場所の増加や来場者との会話の増加、新たなつながりの創出といった変化が生まれたという。

 参加者に向けては、「目立たせることではなく、誰とどのような関係を築きながら伝えるかを考えてほしい」と呼びかけ、実践に基づく広報の考え方を共有した。

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