「墨田区DXアンバサダー任命式」が4月23日、墨田区役所で行われ、区職員83人がアンバサダーとして認定された。
各職場での業務改善とデジタル活用を進め、区民サービスの向上につなげることを目的とする同制度。当初は約10人の参加を見込んでいたが大きく上回る応募があり、会場を拡大しオンラインも併用して実施した。
これまで各課で担ってきたITリーダー制度を見直し、挙手制による参加に変更した点が特徴。アンバサダーは所属部署でDX推進の中心的役割を担い、業務プロセスの見直し(BPR)やデジタルツールの活用を現場から進める。
制度ではネイビー、シルバー、ゴールド、ブラックの4段階の庁内認定を設け、スキルや実績に応じてステップアップできる仕組みとした。データ活用や業務設計、組織横断での取り組みなどを通じて、「デジタル技術を活用して変革を共創できる人材」の育成を目指す。
アンバサダーには、研修の優先受講やコミュニティー参加、高性能AIの利用環境、オンライン学習機会の提供などの支援を用意する。庁内ではTeamsを活用した専用コミュニティーも立ち上げ、知見共有や連携を促す。
背景には、職員のデジタルスキルの差や業務改善のノウハウ不足といった課題がある。区は外部依存ではなく、職員自らがDXを推進できる体制づくりを目指す。
山本亨区長は「最優先はBPR。業務の見直しを起点に効率化と効果を高めることが重要」とし、「アンバサダーには現場から変革をけん引してほしい」と呼びかけた。